カーテンコール

完走後にみずからカーテンコールというのも情けない話ですが、要は、「カーテンコール」という言葉を使ってみたかったのでした。(^^;;; しばらくの間、完走後の雑感を書き綴っていきたいと思います。

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あ~、楽しかった!
というのが、完走後の第一声です。迷うことなく。
この半年間、ほんとに楽しかったです。
去年から、どうも短歌との関わり方が自分の中でややこしくなっているのですが、今回の題詠100首は無条件に楽しかったです。こんなに楽しく詠めるとは、自分でも思っていませんでした。ヨカッタ。

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100首目で詠み込んだ「シャンパン・アリア」を聴ける動画がありました。このDVD(↓)の1シーンだと思います。ちょっと昔ふうのドン・ジョヴァンニ(なんたって衣装がタイツ姿)。この歌の歌詞は「みんなを機嫌よく酔わせておいて、その隙に自分は目当ての娘をものにするんだ」みたいな意味です。f0012412_0202973.jpgチェーザレ・シエピのドン・ジョヴァンニは、なんだか品のいい感じがしますね。

ちなみに、DVDのジャケット写真は、石像(ドンナ・アンナの亡父)に腕をつかまれ、地獄へ引き込まれようとしているドン・ジョヴァンニ。

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というわけで、「シャンパン・アリア」というのはドン・ジョヴァンニが歌うアリア(独唱)なんですが、アリアの定義もいろいろあるようで、あるとき読んだオペラの本には、「ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない主役である」と書いてありました。どうやら、単に独唱するだけではアリアとはいわず、その歌詞の内容が心情を吐露するものでなければならない、という考え方もあるようです。

というわけで、もうおわかりでしょう。この連作のタイトル「ドン・ジョヴァンニはアリアを歌わない」は、付け焼刃で覚えたその知識からきています。そして、そういうタイトルの連作にするのであれば、いっそ、実際にもドン・ジョヴァンニ自身はいっさい登場しないようにしちゃえ、というアイデアがタイトルと同時に浮かびました。ドン・ジョヴァンニの心情なんて、それこそ想像がつかないし、周囲の人間が彼について詠えば、それで十分存在しうるキャラだと思ったような次第でした。

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6人の登場人物のうち、誰の歌を詠むのがいちばん楽しかったかというと、う~ん、やはりドンナ・エルヴィーラでしょうか。当初は、ツェルリーナ&マゼットを主役にするつもりでいたのですけどね。だから、彼らの歌から連作をスタートしたし、主役向きに、オペラとはちょっと違う設定にもしたのですが、「010:桜」で初めてドンナ・エルヴィーラの歌を詠んでみると、そっちのほうが面白くなりました。結局、オペラ同様に(と理解していますが)、3人の女性の中では誰が主役というわけでもない、という展開になりました。

6人の中では、レポレロをもっと活躍させてあげたかったんですが、従者という立場を現代に持ち込むのは難しく、狂言回しのような役割を振り当ててしまいました。ドン・オッターヴィオを詠むのは、予想していたよりも面白かったです。オペラを見ていても、ドン・オッターヴィオに注目したことはあまりなかったんですが、あの役柄の味わいがわかってきました。

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完走記念パーティの最後に、来年の題詠100首について少々。

去年の「題詠マラソン2005」は、とにかく余計なストレスが大きくて、体調は崩すし、うつ状態にはなるし、もうこりごりだと思ったのですが、今年はおかげさまで、比較にならないぐらいラクチンです。やはり、個人のイベントに切り替えたのがよかったのだと思います。

参加者の1人として100首を詠むこと自体は楽しいし、特に今は、このイベントのおかげでかろうじて歌を詠んでいるという状態だし、今後も細々とでも詠み続けていきたいので、次の3つの条件をクリアできたら、来年も同様のイベントを開催したいなと思っています。

1)今年、最後まで運営面で大きなトラブルがないこと、(締め切り間際がどうなるか、ちょっと不安)
2)来年の開催時に、現在の体調を維持できていること(たぶん大丈夫だとは思いますが)
3)来年、自分以外の参加者が1人以上あること(1人ではやはり張り合いがありません)

以上です。
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by daiei100syu | 2006-01-28 00:04 | 完走記念パーティ
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